スギの良さを活かす

スギなどの原木を商品化する際、必ず必要な処理があります。それは、乾燥です。乾燥方法によって、スギの性質が大きく異なります。基本的に、高温で処理すると、色や香りなどのスギの良さは無くなりますが、短期間で乾燥する事が出来ます。低温・天然乾燥の場合には、色や香りなどのスギの良さは残りますが、乾燥までに多くの時間がかかります。弊社のエコグッズでは、この弱点を補完するために、減圧乾燥機を導入しています。

上の図は、弊社が導入している減圧乾燥機です。真空に近い状態で木材を乾燥させるので、低温にもかかわらず高温で乾燥するのと同じ効果を得る事ができます。これは、食品を乾燥する際によく用いられる乾燥方法です。結果として、低温で乾燥させる事となるので、色・香りなどスギの良さが残ったまま木材を短期間で乾燥する事が可能となります。

減圧乾燥機を使って乾燥したので、スギ特有の赤みの強い色となっています。写真では、わかりませんが、スギの香りも残っています。エコグッズになった時に、このスギの色と香りが残った商品となります。